誰が言ったか分からないが,さも一般的な事実のように書かれている文章には注意を払う必要がある.Weasel Finder(いたち表現ファインダー)は,ウェブページを見ているときに,機械学習技術を駆使して言葉を濁した表現を自動検出し,読み手に注意を促す.
不正確なウェブ情報の取得を防ぐには,ユーザがウェブコンテンツ中の誤った情報や紛らわしい情報の存在を認識し,注意深いウェブ探索の必要性を認識することも重要である.Weasel Finderは,言葉を濁した表現をハイライトすることで,注意深いウェブ探索を促進する.
発表資料
参考文献
- Fumiaki Saito, Yoshiyuki Shoji and Yusuke Yamamoto: “Highlighting Weasel Sentences for Promoting Critical Information Seeking on the Web”, Proceedings of the 20th International Conference on Web Information Systems Engineering (WISE 2019), pp.424-440, Hong Kong, China, November 2019 (50/211 = 23.7%).
- 齊藤史明, 山本祐輔:「Weasel Finder:文章表現の曖昧さ指摘による批判的なウェブ情報探索」, 人工知能学会論文誌, Vol.36, No.1, pp.WI2-H_1-13, January 2021.
- 齊藤史明, 山本祐輔:「文章表現の曖昧さ指摘によるウェブ情報精査の態度・行動促進」, 第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2019), pp.C2-2, March 2019 (学生プレゼンテーション賞).